虫・ヘビ

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ヤマネ

奥日光 2007年9月

9月26日の早朝、奥日光の峠で渡りのタカを撮りに行った時のこと、準備が出来て待ち構えているとズボンのポケットでモゾモゾと動くものがあり、毛虫でも入られたかと覗いて見るとヤマネらしいのが動いている。急いでポケットのファスナーを閉め、カメラに短いレンズを付け替えてファスナーを開くと顔を出したのはやはりヤマネ。一枚撮って背中に登られ襟首から頭を回って左の袖から手先へ、連写していると伸ばした手先から足元へ伝わり、地面に降りると脇の手すりを登ったり、木に登ったり草の中を動き回り崖下へ消えていった。朝の寒さについポケットに入り込んでしまったらしいが、私にとっては初撮りでラッキーな出会いだった


テン

奥日光 2006年11月

11月末に中禅寺湖畔の千手ヶ浜へ行ってみた。この時期になると毎年オオワシやオジロワシが渡ってくるので楽しみにしていたが今回は見られなかった。代わりにテンが出てくれた。艶のある黄色の冬毛が美しかった。一瞬、見とれている間にカラマツ林の奥へ消えた。

タヌキ

宇都宮市 2006年5月

裏山のハクビシンは日中に姿を見たことがない。夜間何処で何をしているのか出そうなところへカメラをセットしてみた。しかし撮れたのは疥癬(カイセン)に罹ったタヌキだった。疥癬はタヌキの間で流行っている皮膚病でこの辺のタヌキの羅病率は3割にも及ぶらしい。

ヒオドシチョウ

塩谷町 2006年3月

渓流沿いでミソサザイを待っていると向かいの倒木の上にヒオドシチョウが出てきた。このチョウは6月に羽化し翌年春まで生き残っているらしい。弱々しく飛んでいた。


ハクビシン(その後)

 ハクビシンの処分に良い思案が浮かばないでオロオロしていると、今度はこの巣箱に子供を産んでしまいました。万事休すです。ビデオで観察していると親は一日中子供につきっきりで体をなめ回したりして良く面倒を見ていました。授乳もまめにしていました。

翌日の夕方親が出かけ、さらに翌朝には親子とも姿を消しました。親子で第2の巣に早々と引っ越ししたのでしょうか。

しかし、翌朝親だけが戻って一日中(朝から晩まで)昼寝をしていました。子供はどうしたのでしょう。あんなにつきっきりで授乳していたことを思うと親の留守中に子供が何者かに連れ去られたのか、単に第2の巣にいるのか不明です。その後今日まで親の姿も見られません。


ハクビシン
宇都宮市 2005年8月
コメント:今年になって裏の山で何度か見かけていたハクビシンがこともあろうにマルちゃんの巣箱で昼寝をしていました。夕方になるとどこかへ出かけ朝見ると戻っています。ここのハクビシンは廻りで少しくらい人が騒いでも出てくる様子がありません。巣箱の前のカシの木を揺らしてやっと出て来ました。
ハクビシン
巣箱の中ではまったくの無防備で大の字で寝ています。



ハクビシン
木の上の動作はリス同様の身軽さで、巣箱の架かったサクラの木を登り隣のスギの葉陰に素早く隠れました。しかし、10分もすると巣箱に戻りまた寝てしまいました。早く何とかしないと11月にはマルちゃんが来年の子育ての下見に巣箱の点検に来ます。みなさん良い知恵をお貸し下さい。


アキアカネ
栗山村 2005年7月
コメント:山の中のダム湖畔は真夏でも22〜3度です。日陰で小鳥の観察をしているとここは天国です。アキアカネは春に平地で生まれ真夏は高い山で過ごし涼しくなる頃に平地へ戻るのだそうです。ここではまだ赤く色づいていませんでした。
ミツバチ
栗山村 2005年7月
コメント:ダム湖畔の道を歩いていてミツバチが出入りをしているパイプを見つけました。ここは路肩の積み石に作られた水抜き穴で、沢山のミツバチの出入りからして奥には大きな巣があるようです。この頑丈な出入り口なら熊に崩される恐れはないでしょうが、出入り口が大きいのでスズメバチに見つかると大変なことになるな〜と心配しながら見てきました。
カラスアゲハ
栗山村 2005年7月
コメント:最近どこの河原へ行っても見かけるナデシコの花にカラスアゲハが寄っていました。光の加減で出るルリ色の羽根模様が艶やかでした。
カムルチー
瓢湖 2005年7月
鬼怒川でコアジサシを襲ったカムルチーを2003年7月に番外編で紹介したことがありましたが、今回は瓢湖で釣り人の釣り上げたのを撮らせてもらいました。体長75cmの大物です。餌はカエルの疑似餌だそうです。ここのカムルチーは池に沢山いるウシガエルを食べているそうです。どちらも外来種で複雑な気持ちです。


トウキョウサンショウウオ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2005年4月
コメント:今年も雑木林の沢地を流れる水たまりに産卵されていました。宇都宮近郊のこの沢地で僅かに棲息が確認されて以来十数年、生息環境を整備し種々の方策を講じて保護されてきました。しかし、まだ増殖した話は聞いていません。


カジカガエル 撮影地:今市市
5月上旬に、小百川でカジカガエルの美声に誘われ探すこと1時間、やっと声の主を捜し当てました。彼は大きな声に似合わず細くて小さくてヤセッポチでした。 6月中旬に再度訪ねた時には清流の縁に積もった落ち葉の陰にオタマジャクシが沢山いました。一匹だけ落ち葉ごと掬って記念撮影をしました。 この清流には幻の魚と云われて久しいカジカも見ることが出来ました。


ヒキガエル 撮影地: 宇都宮市撮影日: 2005年4月
ヒキガエルが今年も3月末から庭の池に出てきてガマ合戦が始まり大騒ぎでした。今年はこの騒ぎが7日ほど続きました。 10匹の♀と13匹の♂が出てきて池一杯に卵を産み付けて次々と山へ帰って行きました。 5日ほどで孵化が始まり池はオタマジャクシで賑やかになりました。 5月末の雨の朝、ヒキガエルの幼体が池から後から後から這い上がり池の廻りはヒキガエルの子供だらけになりました。


ゲンゴロウムシ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2004年9月
コメント:庭にある小さな池でゲンゴロウムシを見つけました。20年以上近隣でも見ることの無かったのに、今元気に泳ぎ回っています。近くに繁殖出来る水場が蘇ったのでしょうか。期待したいです。
クロアゲハ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2004年8月
コメント:送り盆の日、庭でクロアゲハが酔芙蓉の葉にジッとしているところを見つけました。羽根は傷つき欠けてボロボロでした。近寄るとやっと飛び立ち隣の葉へ移りました。
二ホントカゲ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2004年8月
コメント:十数年ぶりで庭にトカゲを見ました。農薬を使わなくなって数年になりますが、棲める環境になったのでしょう。すごくうれしい気分になれました。
アシナガバチ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2004年7月
コメント:アシナガバチは雨の多い年は巣を高いところに作ると云います。このアシナガバチは地際に作っていました。今年はこの付近に洪水になるような雨は降らないのでしょう。
アブラゼミ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2004年7月
コメント:アブラゼミは 地下で 6年もかけて成長し、地上での生活はわずかに一週間ほどだそうです。一斉にアブラゼミが鳴きだすこの時期になると蝉の鳴き声か耳鳴りか判然としなくなります。
アオダイショウ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2004年6月
コメント:今年もこの時期に軒端の天井裏に大きなアオダイショウが現れました。ここを宿にしているスズメを狙うのです。しばらくするとお腹に3ッつも4ッつもコブを作り立ち去ります。毎年ここの狩は年に一度のようです。
ヤマキチョウ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2004年3月
コメント:気温2度の朝、杉山の中に生えているサカキの枝にしがみついていました。この林で越冬していたのでしょう。凄い生命力です。
ヒキガエル
撮影地:宇都宮市
撮影日:2004年3月
コメント:ヒキガエルが庭の小さな池に今年も産卵に出てきました。♀7匹、♂は10匹以上いるらしいが、池に近づくと皆潜ってしまい正確には数えられません。用心深いです。4日ほどで大騒ぎの産卵が終わるとまた山に戻ってしまうらしく、もう池には一匹も見られません。早くも孵ったオタマジャクシが真っ黒になって群れています。
イタチ
撮影地:藤岡町
撮影日:2004年2月
コメント:遊水池の土手の上で葦原の小鳥を観察していると、色つやの良いイタチが葦の中から出てきてゆっくり跳ねてゆきました。
カマキリ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2003年11月
撮影機種:D100
コメント:子供たちの大きな声に駆けだしてみると、例のツヤブキにカマキリが卵を産んでいました。逆立ちで産卵するとは知りませんでした。産卵後もまだおなかが大きく、もう一塊生むのかと見守っているとツヤブキの中へ入ってしまいました。翌日見ても卵は一塊しか見えずカマキリの姿もありませんでした。
メスアカケバエの幼虫
撮影地:宇都宮市
撮影日:2003年11月
撮影機種:D100
コメント:ちょっと見には好感度の低い虫です。よく見ても普通人は好きになれないというよりも気持ち悪いと思うでしょう。しかしこの虫はすごい虫なのです。集団で移動しながら朽ちかけた落ち葉を飲み込み瞬く間に有機質肥料に変えてくれるのです。この虫の周りにこぼれているつぶつぶの糞が見えるでしょうか。トラツグミが見つけたらさぞや喜ぶだろうにと見入ってしまいました。春には♀だけが背中に赤い印を付けたきれいなハエに変身します。
カマキリ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2003年10月
撮影機種:D100
コメント:秋まっさかりの良く晴れた午後、真っ黄色に咲いたツヤブキの花に蝶たちが密を吸いに集っていました。そこへどこから出たのかカマキリが2匹蝶を狙ってあらわれました。カマのとどく距離まで忍び寄ったカマキリの一撃を一瞬早くかわしてチャバネセセリは隣の花に移りました。
オンブバッタ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2003年8月
撮影機種:NikonD100
コメント:白菜畑にオンブバッタがいました。幼稚園年長組に通う孫に教えたら即座に云い返されました。違うよそれはラブラブバッタだよ。わたしは「う・・」と即座に何も云えませんでした。時代と共に呼び名が変わるのですね。と云うとオンブバッタが俗称かと思われるかも知れませんが、オンブバッタはこのバッタの正式名称です。オンブバッタ科があるくらい立派なこのバッタの名称です。オンブバッタは大変な苦労性のバッタで年頃になって配偶者に巡り会えない場合を心配して、♂は早めに相手を見つけて年頃になるまでただオンブしているのだそうです。そのために♂は十分な食べ物を口に出来ず大きさは♀の半分もありません。
ウドンゲノハナ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2003年9月
撮影機種:NikonD100
コメント:青葉に産み付けられたクサカゲロウの卵をウドンゲノハナと呼んでいます。クサカゲロウは幼虫時代にアブラムシを食べて育つのだそうでクサカゲロウの親はアブラムシのついた植物を探して卵を産み付けるようです。このクサカゲロウの卵をなぜウドンゲノハナと呼ぶのか調べて見ました。ウドンゲノハナは“優曇華の花”と書くそうで、優曇華は仏教の中に出てくる三千年に一度花が開くという想像上の植物だとあります。ウドンゲノハナは滅多に見られない花のたとえでクサカゲロウの卵をそう呼んだのだろうと云われています。しかし、畑を良く見るとトマトの葉に2カ所ウドンゲノハナが咲いていました。
アシグロツユムシ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2003年9月
撮影機種:NikonD100
コメント:先月撮ったツユムシの幼生を紹介しましたが、あのツユムシが1ヶ月経ってこんな成虫になりました。この成虫なら図鑑でアシグロツユムシと解ります。さらに図鑑によると前足の関節の付け根に耳があるそうで、そのつもりで見ると確かに窪みが見えます。このツユムシは幼生の時はアジサイやヤブカンゾウの花につていましたが、成虫になってからはダリアの花についていました。そして今は酔芙蓉の花に移りました。
アオダイショウ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2003年9月
撮影機種:NikonD100
コメント:アオダイショウが石垣の上を這っていました。ネズミかカエルか飲み込んだらしくお腹が3カ所盛り上がっています。朝晩の気温が下がり始めるこの時期には日向ぼっこに出るので人目に付き易くなります。120cmほどありました。我が家では昔からヘビを守り神として大事に扱い痛めないので、納屋の中にも棲んでネズミを捕ってくれます。しかし、今までに納屋の天井に巣をかけたツバメのヒナや、孫のハムスターを飲み込んだことがありました。ハムスターの時は子豚を飲み込んだオオカミのように蛇の腹を割ってハムスターを助けてくれと孫に泣かれ大変困りました。
モノサシトンボ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2003年8月
撮影機種:NikonD100
コメント:水辺から離れた木陰のアジサイに来ていました。腹に物差しの目盛りのような青い斑紋があるトンボです。
ベッコウハゴロモ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2003年8月
撮影機種:NikonD100
コメント:褐色地に2本の白線が入った羽根を持ち頭頂から翅端まで約1cmしかない小さな虫です。指を近づけるとピンッとはじけて逃げます。幼虫時代は3mmくらいの大きさでお尻にタンポポの綿毛のような物が付いています。我が家の庭ではアジサイに集まり茎の汁を吸っています。
ハグロトンボ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2003年8月
撮影機種:NikonD100
コメント:腹のルリ色が美しいトンボです。撮影しようと近寄ると警戒心が意外に強く逃げますので、少し待っていると近くによって来ます。こんなところは小鳥の撮影と要領が同じです。このトンボは翅を閉じて止まりますが時々翅をパタリと開いて見せるのはどんな意味があるのでしょう。
ツユムシ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2003年8月
撮影機種:NikonD100
コメント:このムシは体や足が緑地に黒のマダラ模様をしています。この虫を庭で撮ったのですが、名前を図鑑やネット図鑑で調べても同じマダラ模様のムシを見つけ出せず、仕方なく県立博物館に駆け込みました。さすがにここでは直ぐにツユムシの幼生と判明しました。幼生にあるマダラ模様は成長するにつれ無くなってしまうそうで、成虫しか載っていない図鑑を何度見ても解らなかったと納得しました。ただしツユムシには何種類かあるそうです。
シオカラトンボ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2003年8月
撮影機種:NikonD100
コメント:水面に突き出したアヤメの実がこのシオカラトンボの見張り場所らしく縄張り内に他のトンボが来ると追い払いに飛び出します。この休耕田で1番数の多いトンボです。
ムカデ
撮影地:宇都宮市瓦谷町
撮影日:2003年8月
撮影機種:NikonD100
コメント:孫娘が軒下にある水道の地下水栓孔の中にいるムカデを見つけて、家人総出の騒ぎで水栓孔から大きなピンセットで摘み出しコネバチ(うどんを捏ねるときに使う木鉢)に放して記念撮影をしました。長さが17cmもありました。ムカデに噛まれるとマムシに噛まれたほどに腫れ上がると聞きますが、一方ムカデをごま油に浸けておくと切り傷の薬になります。このムカデもごま油に浸け、我が家の家伝薬に加えました。
イラガ
撮影地:宇都宮市
撮影日:2003年8月
撮影機種:NikonD100
コメント:これは梅の葉にいたイラガの幼虫です。この毛虫の毒針に刺されると痛みは強烈で、しかも痛みはズキンズキンと何時までも持続します。秋になるとイラガの幼虫は梅の小枝にスズメの卵大の堅い殻に包まれた蛹になり越冬します。この蛹が冬のタナゴ釣りの餌に最適で、子供の頃には近所の梅の木を探し集めたものでした。
ヒラタアブ2
撮影地:宇都宮市瓦谷町
撮影日:2003年8月
撮影機種:NikonD100
コメント:ヒラタアブは幼虫時代はアブラムシを沢山食べ、成虫になると花の蜜だけを吸うのだそうです。アブなのに人の血を吸うことは無いので庭に沢山飛んでいても怖くありません。人間にとってありがたい存在のヒラタアブにも弱点があります。一つ目は天敵の常としてヒラタアブの盛衰はアブラムシの盛衰に左右されるのです。二つ目はヒラタアブの蛹に卵を産み付けて蛹を食べ尽くす寄生蜂がいるのです。ヒラタアブも無事成虫になるのは大変なのです。自然界はこれで均衡がとれているのでしょう。
ヒラタアブ1
撮影地:宇都宮市瓦谷町
撮影日:2003.年8月
撮影機種:NikonD100
コメント:ヒラタアブは幼虫がアブラムシを食べるので知られているアブです。我が家の菜園は5年前より農薬を使わないやり方に切り替えました。初年度の春はアブラムシ・テントウムシダマシ・ヨトウムシ・アオムシが大発生しテントウムシダマシとヨトウムシはもっぱら捕殺で対処しましたが、アブラムシとアオムシは手の施しようが無く成り行き任せにしておりました。ところがネギに付いたアブラムシをヒラタアブの幼虫が次々と食べ始め3ヶ月ほどでネギのアブラムシを見なくなり、いつもの半分ほどのネギを収穫できました。その後、ヒラタアブは順調に増殖し今年は庭木のアブラムシまでほとんど見なくなってしまいました。このショットは咲き残りのガクアジサイで蜜を吸うヒラタアブです。
ウスバカゲロウ
撮影地:宇都宮市瓦谷町
撮影日:2003年7月
撮影機種:NikonD100
コメント:ウスバカゲロウの幼虫はアリジゴクです。アリジゴクは軒下などの乾いた砂にすり鉢状の巣を作り落ちてくる虫を待ち伏せ捉えて食べます。アリジゴクが羽化してウスバカゲロウになってからは2〜3日の命なのだそうです。ウスバカゲロウは盂蘭盆が近づく頃に羽化し家の中に入ってきて人目につくので昔からご先祖さまが帰って来たとか云って殺さずに外に放したものでした。また、子供の頃に夏休みが始まると母によく云われたのがウスバカゲロウの短い命を人の一生にたとえて限られた日々を無駄にすることなく悔いを残さずしっかり勉強せよでした。今でもウスバカゲロウを見ると母の苦言が甦ります。
カムルチー(ライギョ)
撮影地:宇都宮市
撮影日:2003年7月
撮影機種:NikonD100
コメント:これは鬼怒川にコアジサシ(その19参照)を撮りに行ったときに偶然撮れたショットです。コアジサシは同じところでホバリングしながら水面に浮いてくる小魚に見当をつけてダイビングし嘴で小魚を捕るのですが、失敗してもほぼ同じところにまたダイビングします。撮影はこの習性を利用して小魚を捕った瞬間を撮ろうとあらかじめカメラをそこに向けておきコアジサシのダイビングに合わせ(ファインダーは見ないで)シャッターを押すのです。これがなかなか難しくて効率が悪く、コアジサシは狙ったところにはなかなかダイビングしてくません。この時に同じところへダイビングするコアジサシを狙っていたのは私の他に水の中にもいました。ライギョです。コアジサシはこのショットのダイビングの時に、飛び込む寸前に水中の異様な生き物を見たのでしょう。飛び込む寸前に身をひるがえし高空に逃れました。私は見当をつけてこれぞジャストショットとシャッターを押して撮れたのがこのショットです。次の瞬間潜水艦が急浮上したときのようにライギョが大口を開けて水面から飛び出しました。驚きましたが慌ててシャッターを押したときはライギョは水の中でした。続けて押さなかったのが悔やまれます。結局撮れたのはライギョのギョロ目と鼻面だけでした。
イモリ
撮影地:宇都宮市瓦谷町
撮影日:2003年7月
撮影機種:NikonD100
コメント:イモリは以前は池や小川でよく見かけたのですが近ごろは全く見かけなくなりました。数年前に近くの堀で見かけて以来、飼いたくてあっちこっち探しても見つからなかったイモリがなぜか庭先の小さな池で見つかりました。池のアサザ(草花編参照)を前の水田に移植しようと掘り上げていて一緒に附いてきたのです。思わぬ収穫にうれしくなり3日ほど水槽で飼ったのですが思うところあって池に返しました。イモリをペットにしているうらわかき女性に聞いた話によると、イモリは交尾をせずに体内受精をするのだそうです。うううう・・それはどんなことをすれば可能なのか私には考えの他なので聞いてみましたら、愛を確認し合った♂が♀の前で精子の入った袋を放出すると♀がお腹を引きずって近づき排泄孔からその袋を体内に取り入れるのだそうです。この話を聞いてイモリは凄いと感動し、愛を確認し合った相手が住んでいるだろうこの池にイモリを返した次第です。
ニホンカナヘビ
撮影地:宇都宮市瓦谷町
撮影日:2003.年7月
撮影機種:NikonD100
コメント:庭の五葉松でクモを狩っていたカナヘビです。地上2mほどのところで毛虫捕りに仕掛けたクモの巣から出てくるクモを狙っていました。カナヘビがクモを捕る瞬間を撮ろうと狙って15分、一瞬の隙にクモを捕られてしまい決定的なショットをものに出来ませんでした。庭の敷石の下から出てくるニホンカナヘビは今までこれほどお腹が黄色くありませんでした。これは特別な種かと思って図鑑で調べましたがやはりこれは一般的なニホンカナヘビのようです。それにしても黄色がきれいです。
ミツバチの分蜂1
撮影地:宇都宮市瓦谷町
撮影日:1996年
撮影機種:NikonF4 (スキャナー取り込み)
コメント:1996年の7月か8月、庭の梅の木にミツバチが沢山団子に固つているところを発見。ミツバチの分蜂です。ミツバチは数が多くなると女王蜂が新しい女王蜂を生んで自分は働き蜂を引き連れて新居へ引っ越すのだそうです。庭にあるお稲荷さんのお社にミツバチが棲みつき、何年かに一度分蜂をします。いや、毎年のように分蜂があっても気がつかないだけかも知れませんが。
ミツバチのお家
撮影地:宇都宮市瓦谷町
撮影日:2003年6月
撮影機種:NikonD100
コメント:我が家には何時の頃からか代々ミツバチが庭にある大谷石で出来たお稲荷さんで繁殖しています。昔このお社を造る時、大谷から石を馬の背に載せて運んだので、土台石の重さを少しでも軽くしようと強度ギリギリまで刳り抜いて運んだのだそうです。刳り抜いた部分は20Lほどあります。今は竹や木の根に持ち上げられ割れ目が出来てミツバチはここを出入り口にしています。
ミツバチの玄関
撮影地:宇都宮市瓦谷町
撮影日:2003年6月
撮影機種:NikonD100
コメント:この出入り口はミツバチには大きすぎるため、毎年秋10月になるとミツバチにとって悲劇が訪れます。ミツバチの幼虫を捕りにスズメバチが10匹も20匹も押し寄せてくるのです。初めの内は一匹のスズメバチに沢山のミツバチが集団で応戦していますが、次第にミツバチが噛み殺され3日もすると出入り口にミツバチの山が出来ます。しかし、ミツバチは根絶やしになることは無いらしく翌年又この割れ目からミツバチが出入りします。4年前にスズメバチは何処まで飛んでゆくのだろうと親子孫3代で追いかけたことがありました。スズメバチは巣に向かって一直線に飛び、巣は南西方向およそ500mにある樹齢30年のヒノキ山の中腹にありました。朽ちかけた雑木株の根元が出入り口でした。
ミツバチの分蜂2
撮影地:宇都宮市瓦谷町
撮影日:2001年8月25日
撮影機種:Sony TRV30
コメント:この時の分蜂はミツバチの巣から30m離れた枝垂れ桃の細い幹でした。暑さのためかあまり団子にはなりませんでした。この時はなかなか新居が見つからないのか4日もここにいました。日差しが強くなる日中はみんなで羽根をふるわせ風を起こし唸り音は近寄って見るのを憚るほどです。

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