使用機材

戻る


わたしが使用している機材について使用感などを交えて記した。わたしの腕の伴わない事による多少の偏見を交えた解説をお許し頂きたい。



ボデー
ニコンが好きで現在ニコンばかり使用している。

F3    買ったのはかなり昔のことで以来長年お世話になった機種だ。これに600mm/f5.6Sとモードラを付けてほとんどの野鳥を撮ってきた。シャッターは電子制御になったようだがメカニカルそのもので動いている感じだ。シャッターなどはキンキンと鋭く切れて心地いい。

F4    出たばかりに買った。この頃オオタカやサシバなど猛禽類を撮り始めた。F3ではシャッターの音が大きくて、ブラインドの中に隠れて至近距離からオオタカを待ち伏せても、シャッターを一枚切った瞬間に飛ばれることがあった。F4はF3に比べていろいろの点で違っていた。持った感触、シャッター音と巻き上げのソフトな音質、ファインダーのクリアーさなど使い勝手に格段の向上を感じた。

F100    5点測距とボデーのコンパクトさに惹かれ買った。最近、小鳥の素早い動きにピント合わせがついて行けずピンボケが多くなってきた。レンズもAF500mm/4Dに換えた。

D100    撮影の安直さとフィルムの無駄使いが無くなるのに惹かれて買った。フィルムだともう一歩の踏み込んだ撮影に躊躇する。勿体ないと心のどこかでささやく思いに折角のチャンスを逃すことが間々ある。今までどれほどのフィルムを無駄にしてきたことか。その結果まれに人様にほめられる写真が撮れることがあるのだが。今度はいくら撮ってもフィルム代はかからず気に入らない写真は安直に消去出来る。一方、D100を使い始めて困ったことが出てきた。一つ目は、RAWモードで撮ると連写が4枚しか出来ない事だ。秒間3コマで連写4枚まででは折角のチャンスを逃がしてしまう。この対処法は最高のチャンス到来までシャッターを切らないことになるが、これでは心おきなく撮影しようと買ったD100の購入趣旨に合致しない。二つ目は、安直に撮るようになり、ピントの甘い写真が多くなってきた。これはD100のAF機構が悪いのではなくて目にピントを合わせる小鳥撮影の鉄則をおろそかにするような悪い習慣が付いてしまったらしい。それとブレ写真が多くなってきた。気合いを入れて撮れば1/15でもブレ無い写真を撮る自信はある。しかし、最近1/1000の高速シャッターだからといい加減な気持ちで撮った写真がぶれていた。これが希にしか出会えないコルリのショットだった。失敗写真を見る度に撮影は何時も心して望まなければと思う。


レンズ

ED600mm5.6S    実はこのレンズを使う遙か以前にキャノンF1に800mm5.6やペンタックスLXに500mmを付けて撮っていた時期があった。これらを使ってきた経験からニコンF3に機種変更した折りに選んだのがこのレンズだった。小鳥を撮るのに必要な焦点距離とフ?ルドを持ち歩ける重さの兼ね合いでこのレンズにした。解像力も堅牢さも満足のゆくものだった。

ED400mm5.6S    焦点距離が短くても軽い方が良い時などのために買った。度々重宝したがここ一番と云う時にはやはり短かかった。

AF-VR80-400mmF4.5-5.6D     手ぶれ補正装置の付いた最新のズームレンズだ。最近のズームレンズは私の必要としている解像度以上の性能がありD100は撮像素子がフィルムよりも小さいので焦点距離が1.5倍に伸びるので600mmのレンズ相当になる。以前のフィルムの感覚では焦点距離はこのレンズで十分のはずだ。解像度も不足はないのだが、撮れた写真が単焦点レンズとどこかちがうのだ。

AF-S500mmF4D    ED600mm5.6Sと買い替えた。現在ニコンのレンズで小鳥を撮るには最適のレンズだと思う。D100に付けて何も不足はない。最高に決まったショットが撮れた時には今までのレンズには無いクリアな解像感がある。ただ、重さが1Kg増えたので私の体力ではちょっとつらい。


三脚
ジッツォのカーボン1329    D100とAF-S500mmF4Dを載せるには少し華奢かと思ったが使ってみると大丈夫のようだ。軽いので大いに助かる。


雲台
マンフロット503    ワシタカの飛翔を狙いたくてビデオ用の雲台を付けているが、即応性がありなかなか具合が良い。


パソコン

PowerMacG4デュアル1Ghz    D100で得られる画像一枚の容量が10Mもある。以前使っていた機種では写真をモニタに映し出すだけでも大変な時間がかかり、じれったさに辛抱出来ずに増設した。内蔵メモリ1.5G/HD120G+80G。今のところ軽やかに作動している。10年前MacSi 6820/20MhのCPUに20MのHDで動かしていた頃が夢のようだ。


モニター

Cinema Display22    液晶モニターは色が良くないとか見る角度に制限があるとか、良からぬ話ばかり聞いていたが、実物を見ていっぺんで惚れ込んでしまった。色は何も調節せずに自然な色が出るし、どこから見ても明るさが変わらない。素人にとって色の扱いが一番厄介で手に負えないものだがこのDisplayを使い始めて微妙な色の違いなど自信を持って換えられるようになった。しかし、このDisplayにして少し困った事もある。ほんのわずかなピンボケもブレも映し出されてしまうことだ。今まで良く撮れたと思って喜んでいたショットのアラが見えてしまうのは不幸なことだ。


戻る

inserted by FC2 system