戻る

その123


巣立ち2態





アオバズク

県北の公民館敷地にあるアオギリの洞で毎年アオバズクが子育てをしている。今年も渡ってきて巣立ちの時期をむかえた。





アオバズクのヒナ

巣立ち間際になってヒナが洞から顔を出した。よく動く首をクルクル回して外の様子をみる。フクロウの仲間は目が動かないので、よく見ようとして首を動かすのだが、仕草がとても可愛い。





ヒナは3羽いて、かわるがわる出てくる。










次の日に行ったら3羽とも近くのサクラの木に巣立っていた。ヒナはそれぞれに別れていて、3羽並んだ記念写真は撮らせてもらえなかった。





ササゴイ

大きな池のある公園でササゴイが子育てをしていた。ササゴイは小さな虫を嘴で水面に投げ、そこへ寄ってきた小魚を捕ることで知られている。が、この池ではまだ見てない。






ササゴイ幼鳥

巣立ったヒナは3羽いた。巣立って10日くらいか、枝渡りがやっと出来ていた。





近くの虫を見つけて、捕ろうとするのだが巧くバランスが取れなくて捕りに出られなかった。










われ先に餌を貰いたくて樹の上に出て待っているヒナもいた。





*宇都宮では最近アオバズクやフクロウなど木の洞で子育てをする鳥たちにハクビシンが脅威になっている。ハクビシンが子育て中の洞に入りアオバズクを襲い、卵やヒナを食べてしまうのだ。洞は一度襲われると代わりになる洞など滅多に無いので、ここでは子育てが出来なくなってしまう。アオバズクは南の国から渡ってきて毎年同じ洞で子育てをすると聞くが、このつながりが一度切れると、たとえハクビシンがいなくなってもアオバズクが戻ってくることは難しいらしい。この地に渡って子育てをするという親子の伝承が切れてしまうからだ。我が家の裏山でもハクビシンが出没し始めてからアオバズクの声が聞こえなくなってしまった。

戻る

inserted by FC2 system