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その125


伊吹山



伊吹山はイヌワシが間近で見られる山として知られ、以前に一度行ったことがある。その時は朝霧が午後になってもあがらず、次の日は雨の予報で、あきらめて帰ってきた。

今回は8月がイヌワシの出が良いと聞いていたが記録的な猛暑続きで躊躇しているうちに、9月も過ぎて10月になり、やっと出かけることができた。







イヌワシ

この岩場は朝見た時はいなかったが昼近くに行ったら、いた。黒く大きな体で立ち上がり、相手を呼んでいる。撮影場所からは遠くて、鳴き声は聞こえない。もう一羽が岩の向こう側を時々飛ぶが、見えるのは一瞬で撮ることが出来ない。





待つこと20分で飛び出した。さらに大きく見える。





飛んですぐに岩の向こう側に隠れてしまった。昼食はイヌワシが見られた時のために用意した赤飯をほおばる。旨い。





午後は2羽で何度も出る。近くを音もなく現われて飛び去る。







飛び姿を横から見るとイヌワシを狗鷲と書くのが理解できた。まさに飛んでいる天狗のイメージである。





今回は紅葉をバックにイヌワシを撮ってみたいと夢を膨らませていたら、少し遠いが飛んでくれた。写欲は大きく持ってみるものらしい。





ハイタカ

眼下の谷をハイタカが何度も出ていた。渡ってきたばかりのアトリやマヒワを追いかけて捕っている。ハイタカの狩は何度も成功していたが、撮影は動きが速すぎて一度も成功しなかった。運動神経も動体視力も比較の外である。頑張っても巡航飛翔しか撮れない。








*今回はイヌワシが何度も出て、望外の撮影ができた。しかし、現場で逢った地元滋賀県の同好者によると、8月の方がもっと撮りやすいらしい。次回は暑くてももう少し早く行ってみようと思う。


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