その132
ツミとサシバ2011
身近なところで、ツミとサシバの繁殖を毎年観察している。今年のツミは4月初旬には3ヵ所で巣作りが見られたが中旬に行ってみると確認できたのは2カ所になっていた。他方、サシバは4月中旬にペアーが確認できたのは1カ所だけで、いつも来ていた他の3ヵ所では6月になっても渡ってきた様子がない。どうしたことだろう。
ツミ♂
今年は松の木に営巣した。
ツミ♀
夜明けとともに巣材運びに精を出す。
ツミ♂
大きすぎてこの枝は動かなかった。
ツミ
巣材運びの合間に交尾。
ツミ♀
8時ころになると巣材運びはやめて、♂は狩りに出かけ、♀はお気に入りのここで、♂が持ってきてくれる獲物を待っている。
ツミの巣立ちヒナ
7月2日に、3羽が巣立った。ちょっと見には親と分らないほど大きいが、しばらくは親から餌をもらう。
サシバ♂
昨年同様、4月中旬に現れた。ここの獲物はヘビやカエルが出るまではオケラばかりだ。
サシバ
♂はオケラを1日中捕り続け♀に渡していた。
サシバ
交尾は何度も繰り返された。7月2日現在、巣には2羽のヒナが育っている。
結局、サシバの繁殖が確認できたのはこの1カ所だけだった。今年だけの現象なら良いのだが心配である。