その136
茶臼岳2011
4年ぶりに茶臼岳に登ってみたのだが、息切れはするし足が重くて休んでばかりだった。峰の茶屋がこんなに遠いと思ったことはなかった。やっと目的地、茶臼岳の裏側に着いて一休みしていると、お目当てのイワヒバリが出てきてくれた。動かないでいると次第によってくる。目の前に出てきたイワヒバリを十分に堪能することができた。
イワカガミ
岩陰に季節外れのイワカガミが咲いていた。
ビンズイ
途中の岩上で鳴いていた。近くに巣があるのだろう。
イワヒバリ
ガンコウランの上で囀ったり虫を捕ったり、よく動く。
茶臼岳の裏側には雲煙が常に上がり、無間地獄と呼ばれているところがある。イワヒバリはこの岩ばかりの所へもよく出てくるのだが、今回はここには出てこなかった。
イワヒバリ
太めでおっとりしていて、私の好きな小鳥なのだ。
いっきに間近に飛んできた。一枚だけ撮って見ていたら、もっと寄ってきたがピントが合わない。息を殺して見入ってしまった。目元が可愛い。
サンショウクイ♂
昼前に山を下り、帰りに通った林道脇で餌を運んでいるサンショウクイに出会えた。♂は近くのヒノキの梢で見張り役らしい。あまり動かない。
サンショウクイ♀
♀はもっぱら餌を運んでいた。一日に何回くらい餌を運ぶのだろう。小鳥は短期間に沢山の餌を与えて一気に育ててしまう。このパワーには敬服するばかりだ。
撮影機材を背負って茶臼岳のイワヒバリ撮影はもう限界らしい。次回はポーターを頼まないと行けないかもしれない。登れば花も景色も小鳥もご機嫌に出迎えてくれるのだが、今回は体力の衰えを実感してしまった。
年年歳歳花相似
歳歳年年人不同