その137

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越谷レークタウン

ヨシゴイ撮影は震災で瓢湖を躊躇しているところへ、埼玉越谷の新造池でも撮れると聞き行ってみたのだが、お目当てのヨシゴイはハスの葉陰からさっぱり出てくれず、ヨシゴイの撮影に不首尾終わってしまった。しかし、ここは越谷レークタウンの一角に中川・綾瀬川・元荒川の調整池として造られた新造湖で広さはおよそ40haもあり、ニュータウンの立派な顔であり、素晴らしいところだ。








ヨシゴイ

池北端にビオトープとして葦が帯状に生えている。聞くところによるとここにヨシゴイが3つがいほど繁殖しているらしい。遠すぎて撮影には向かない。






ヨシゴイ

南端の一角にハスが茂った一角があり、ヨシゴイはここで小魚を捕っている。一休みするにも羽繕いするにも大きなハスの葉影から出てこない。一日中ハスの茂みから出ることはなかった。







カイツブリ

2羽で枯れ葉をくわえて巣作りをしているようではなく、枯れ葉を振り回し相手の気を引いているように見える。この時期に繁殖の練習でもないだろうに、不思議な行動だ。







カイツブリ

潜る時はこんな風に一旦飛び上がって弾みをつけて一気に潜る。







カイツブリ

どの位の重さなのかハスの葉はほとんど沈まない。極楽浄土にいる気分か、しばらく乗っていた。







オオバン

2羽連れだって朽ちかけたハスの茎や葉を食べる。ここでの彼らの常食らしく沢山食べていた。






ウチワヤンマ

うちわ状の突起が尾っぽの先にあり、名前の由来らしい。ここが彼の定位置で、近くを飛ぶ虫を追いかけ、直ぐここに戻ってきて止まる。






コアジサシ

4羽ほどが近くの砂礫地から飛んで来て小魚を捕っていく。飛び込む水面近くの様子を撮ってみようと狙ってみたが、コアジサシの飛びこむ速さにはついていけない。撮れたのはホバリングしているショットばかりだった。















この越谷レークタウンは造成が平成8年に始まり、25年には完成すると云われている。レーク脇のショッピングモールでは人の出入りが多い反面、隣り合わせの未整備地ではヒバリが挙がりセッカが飛び、コアジサシが出入りするのどかさが残っている。この砂利混じりの草原を調整池と共に残せるといいなと思って眺めてきた。


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