その142

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酒匂川



コウライアイサが小田原市内を流れる酒匂川に来ているという。朝、現場に着くと同好者が土手の上で川面を狙っているのにひと安心し、土手に上がると流れの中ほどを泳ぐコウライアイサのオスが見えた。コウライアイサは冬に大陸からわずかに渡ってくるカモに近い水鳥の仲間。日本には似たような姿のカワアイサとウミアイサが普通に見られるがコウライアイサは珍しい。以前に那須野が原公園の調整池に来たことがあっだが遠すぎて羽根の文様をしっかり確認できなかった。







川の中ほどをカワアイサのメス2羽と一緒に泳いでいる。脇腹には次列風切羽根の2本の黒帯がよく見える。








こちらのショットではコウライアイサの一番の特徴である脇腹の鱗模様とタテガミのような冠羽がよく見える。









突然飛んだ。一瞬撮影はこれまでかと驚いたが100mほど下流へ降りた。










魚捕りを始めた。流れを走り回り、魚を追う。上に下に水中にむぐって漁は豪快そのものだ。ここにはアユがいるのだという。














漁が終わってコサギやアオサギと浅瀬で一休み。








カラスは気にするが、ユリカモメが飛んでも知らん顔。








酒匂川の土手は舗装されていて自転車が通り人も走る。警戒心が強いと思っていたコウライアイサがおおらかに漁をし、のんびりと雄姿を見せてくれた。他の場所ではカワアイサやウミアイサでも、こんなに人を近づけはしない。しっかりと見られ余裕で撮影もできた。






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