その155

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サシバとハチクマの渡り2012

 

秋の渡りに白樺峠へ何度か行ってサシバとハチクマの渡りは見てきたのだが、峠の車から撮影地までの30分ほどの上りに自信が無くなり、今年は安直なところで撮ってきた。ここは新潟県の信濃川沿いにある丘陵地である。見られるタカたちの数は白樺峠よりは少なく、飛ぶ時間はほぼ8時から11時と限定的だが車脇で撮れるところがいい。

 

サシバ

信濃川上空に2羽3羽と飛び始めたサシバが高度を上げて頭上を飛び去っていく。9時ころになって大きな群れが高く渦を巻いて登っていく。渡りの始まりだ、一気に忙しくなる。

 




サシバ

まれに近くを飛んで行くのをレンズに捉えるわけだが、それが近くを飛ぶほど難しい。飛んでくる時は何羽も近くを飛ぶので手当たり次第に撮りまくる。





 






サシバ

2羽でシンクロして飛んでくるのもいる。

 




サシバ

尾羽が生え変わる途中らしく、長さが不揃いのもいる。



 





ハチクマ

何を食べたのだろう、お腹を大きくして飛んできた。虹彩が黄色いのでメスのようだ。また、ハチクマはサシバより羽根に厚みがあり一回り大きく見える。

 





ハチクマ

虹彩が暗色で尾羽の先の太い横帯があるのでオスのようだ。

 




ハチクマ

同じ個体を少し明るめに撮った。





 

ハチクマ

信濃川沿いの集落の上を飛ぶハチクマがいた。山の上から撮っているので、背面が撮れた。





 

ハチクマ

虹彩が黄褐色に見え尾羽先に太い黒帯はないのでメスらしい。

 



ハチクマ

ブドウのような黒い目、精悍な顔に尾羽先に太い黒帯が見えるのでオスらしい。

 





ハチクマ

虹彩が黄色なのでメス。風切り羽根が生え変わり始めている。子育て中の損傷で早く生えてきたのかもしれない。

 




ハチクマ

黒い虹彩に尾羽先の太い黒帯、典型的なオスの姿だ。

 





ハチクマは他のタカより首が長く見えるが、このオスの首は一段と長く見える。

 





ハチクマ

同じ個体だが上昇気流が少ないと、羽ばたきを交えて高度を上げていく。頭上を通り過ぎて行った。

 

 

*ハチクマは一羽ごとに羽根の色合いだけでなく、模様も違い、オスとメスと幼鳥とそれぞれに特徴があって観察するのは実に楽しい。渡りは9月初旬から始まり10月にも渡るものがいるという。東南アジアで越冬するというが来年も無事に再会したいものだ。


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