その161
茨城の海
春は茨城の海に海鳥たちが北上途中に立ちることがあるので、内陸に住む者には魅力的な海鳥たちに会えるチャンスがある。九十九里浜方面にハシジロアビが来たと聞いていたので磯崎に行ってみるとシロエリオオハムが来ていた。
シロエリオオハム
首の輪がシロエリオオハムの特徴を残した冬羽だ。首の下のほうにある茶色の斑は今回初めて気付いたが、夏羽へ換羽途中に出来る斑か、または個体特有か、他の冬羽のものにはないようだ。
シロエリオオハム
岸壁の上から見ていると、海面近くの小魚を狙って泳ぐ姿が観察できる。
シロエリオオハム
首をつっこんでさらに泳ぐ。
シロエリオオハム
正面上から見るとこんな感じ。時々スピードを上げて魚を追う。
ミミカイツブリ
眼の下の白が横一線で区切られた冬羽のミミカイツブリだ。黄色の飾り羽を持った夏羽はいつごろ出るのだろう。
アカエリカイツブリ
漁港の中ほどに1羽で浮かんでいた。こちらもまだ冬羽だ。
ヒメウ
緑の光沢が殆どないので昨年生まれの若のようだ。黒い岩肌に溶け込んで遠いと見つけにくい。
シノリガモ
すでにペアーになって餌捕りをしていた。時々小さなカニを捕って浮かび上がり一瞬で食べてしまう。ゆっくり食べているとカモメに横取りされるのだ。
ウミアイサ
タテガミをなびかせた緑色の顔に赤い眼と嘴が印象的だ。潮があげてくると小魚を追って岸近くまで寄ってくる。
ウミアイサ
大きな口をあけて飛びかかり、近くのメスを威嚇していた。これも繁殖行動の一つなのかもしれない。