その54

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冬の林で
葉を落とした雑木林は日が差し込んで明るく、小鳥たちを撮影するには絶好の場所です。彼らは1日のほとんどを食べ物を探して動いていました。


1.トラツグミ
比較的湿り気のある林で落ち葉をひっくり返して餌探しをしていました。餌探しの合間に下半身を振動させる仕草を何度も見ました。この仕草にどんな意味があるのかトラツグミ以外で見たことのない動きでした。
2.エナガ
冬のエナガは数羽の群で木から木へ忙しく飛び移ってどれを撮ろうかと迷っている内に直ぐに見えなくなってしまいます。今回は1羽に的を絞ってやっと写し止めることが出来ました。
3.ルリビタキ♀
このルリビタキは株立ちのヤマザクラの根元にある折れ積もった枝の中に入って虫を捕っては飛び上がり、しばらくするとまた枝の中に入って虫を捕っていました。ここは虫が何匹もまとまって越冬しているらしく次の日に行っても同じところにいました。
4.ルリビタキ♂
雑木の切り株に腰を下ろしてにぎりめしを食べていると落ち葉を掻いて虫を探しながら、次第に近寄って来てくれました。手に持ったにぎりめしを一気にほおばり撮りました。
5.キクイタダキ
今までは 動きが速いキクイタダキは最初から撮ることをあきらめていましたが、デジタルになったので狙ってみました。杉の葉に産み付けられた小さな虫の卵を探して食べているようでした。
6.ツグミ
ツグミがクチバシで掻き分ける枯葉の音は他の小鳥に比べて大きく遠くまで聞こえます。静かに待っていると近くまで来てくれました。いつ見ても姿勢がいい鳥です。
7.ヒガラ
2羽で現れ、直ぐ前の枝に一瞬止まって飛び去りました。こんなに急いでどこに行くというのだろう。ヒガラがジッとしているところを見たことがない。
8.ウグイス
冬のウグイスはエナガ・キクイタダキ・ヒガラと並んで動きが速く一瞬たりとも動きを止めていることがないほど良く動きます。しかもウグイスはほとんどがヤブの中です。
9.シロハラ
近寄っても逃げないシロハラがいました。古い切り株に積もった落ち葉を掻きだして中の虫を引き出しているようでした。邪魔をしないようにそっと立ち去りました。

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