その55

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冬の名残
春一番が吹き、陽射しに暖かみが感じられる3月初旬、鳥の世界でも動きに軽快さが感じられます。


1.タゲリ
秋の落水で干上がっていた池に雪解け水が入り一時潤いました。近くの麦畑からタゲリが1羽移り闊歩していました。
2.クイナ
クイナはアシやガマの生える水辺で越冬すると聞きますが、警戒心が強くて茂みから出ることがほとんどありません。春めいた陽射しに誘われてこのところ頻繁に水辺に姿を見せるようになりました。北へ向かう日が近づいたのでしょう。
3.セッカ
セッカは冬になるとほとんどが暖かい地方に移動すると聞きます。今年は鬼怒川の河川敷に生えるガマの茂みに数羽いました。ガマの茎につかまり独特のポーズで茎に巣くう長さ1cm太さ0.5mmほどの白い虫を引き出して食べてました。
4.カワガラス
中禅寺湖畔では桟橋付近でカワガラスが盛んに水潜りをしていました。捕っていたのは小魚ではなくて川虫のようでした。
5.オジロワシ
中禅寺湖畔には毎冬オジロワシやオオワシが渡ってきて雄姿を見せてくれます。3月になって間もなくの晴れた日に訪れた時にも山陰から出てきてくれました。ゆっくり旋回しながら2分ほどでまた山陰に隠れました。
6.ヒガラ
春めいても3月の奥山は一風吹けば直ぐに冬に逆戻りします。山の神様は気まぐれで、青空なのに雪が舞います。そんな晴天の1日ワシを追って奥山に分け入ってみましたが出迎えてくれたのは小鳥ばかりでした。
7.ヤマガラ
開ききった松かさにまだ実が残っているのでしょうか、ヤマガラが懸命に松かさを巡っていました。愛嬌のある顔はいつ何処で見ても楽しませてくれます。
8.キクイタダキ
キクイタダキを撮り始めてあまりの素早さに撮るのが意外に難しいと知りました。それならとファイトを燃やして、頭上の黄色の他に赤い部分の判るようなショットを狙ってみました。何度目かの挑戦でやっと撮れました。
9.ノスリ
冬のアシ原や水田でトビの次に多い猛禽はノスリです。しかし、情景的に撮ろうとするとなかなか良いところを撮らせてくれません。それに直ぐ飛んでしまって近くへ寄せてくれません。
10.ケアシノスリ
ケアシノスリが利根川に飛来していると聞き駆けつけて撮らせてもらいました。顔はノスリ顔でも全体にコントラストが高く、特に尻尾は白い先端に鷹斑が入り特徴的でした。
11.ミサゴ
ミサゴは普通狩りをする場合には高空より垂直に飛び込みます。しかも羽をたたまずに飛び込むことにより、より深いところにいる魚も捕ります。しかし、水面近くに浮いてくる魚は横殴りに水面に近づき狩りをします。この方が羽根や体に負担が掛からないのでしょう。
12.ミサゴ
羽根を濡らすことなく片足で大きなニゴイを引っかけ持ち去りました。このミサゴも間もなく繁殖地に向けて旅発って行くのでしょう。

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