その61

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1.オオセッカ
7月上旬、利根川沿いのアシ原にオオセッカが繁殖していると聞き出かけてみました。堤防に面したところだけでもおよそ30m間隔で縄張りを持って繁殖していました。彼らはアシの葉先から尾羽根を広げて飛び出し、すぐ近くに降ります。堤防の上から見ているといつまでも繰り返していました。オオセッカの繁殖は局地的と聞きますが渡良瀬遊水池にもこんな集団が来ないものかと羨ましく見てきました。
2.コヨシキリ
オオセッカとほぼ同じところでコヨシキリも繁殖していました。コヨシキリの飛び方や鳴き声はオオセッカとかなり違っていました。ここではコヨシキリは少数派であまり目立つことなくアシ原すれすれに低く飛んでいました。
3.コジュリン
背丈の高くない草原ではコジュリンが盛んに囀っていました。この草地では巣の間隔は50mほどあり、互いに天を向いて叫んでいるように囀っていました。♀は抱卵中らしく1羽も見ませんでした。ここも早々に立ち去りました。
4.ヨシゴイ
7月中旬、瓢湖に行ってみるとハスの花がほとんど無く、葉もあまり出ていませんでした。水門を管理している人の話では今年のハスは不作だそうです。それに小型の黒いヒルのような虫がヒシの葉をほとんど食べ尽くし、水面は赤枯れた葉に覆われ、さながら秋の終わりの感じでした。わずかに出てきたハスの花は既に咲き終わったのや蕾のや、ばらばらでした。でも、ヨシゴイは今年も渡ってきていました。
5.アオサギ
今年の瓢湖では ヨシゴイ以上にアオサギが目立ちました。人を恐れることなく近くに寄ってきて、長い足を水底まで入れて大きな魚を捕っていました。他の土地でこんなに寄ってくるアオサギを見たことがありません。

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