その64

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1.コクマルガラス
近年、冬になると局地的だが田んぼでミヤマガラスの大群に混じりコクマルガラスが見られる。今年はこの白黒タイプは6羽ほどで,真っ黒なのは十数羽見られた。大きさはキジバトと同じくらいでハシブトガラスなどのイメージではなく愛嬌があり鳴き声もキュッキュと可愛い感じだった。
2.ミヤマガラス
冬の田んぼで見られるカラスの大群はミヤマガラスのことがある。一群が500羽にも時には1000羽にもなる。ミヤマガラスは大群になると警戒心が強くなりほとんど近寄れないが数羽の時は容易に近寄れる。今回近づけたミヤマガラスは電線に逆さまに下がって遊ぶ姿を見せてくれた。
3.ハイイロチュウヒ
渡良瀬遊水池にはこの冬もハイイロチュウヒが飛来してきた。彼らは日中周辺の田んぼで餌捕りをしているらしく田んぼを低く飛翔しているところを何度か眼にした。
4.ハマシギ
12月初旬、河川敷公園の池縁で50羽ほどのハマシギの群を見かけた。中旬に行ってもまだ同じところで群れていた。今年はここで越冬するかもしれない。2時間ほど寄り固まっていたハマシギは一斉に芝をつついて小虫を拾い始め、しばらくするとまた一所に寄り固まった。
5.ヨシガモ
河川敷公園は風通しも水通しも良く観察していてとても気持ちがいい。このヨシガモは首筋を伸ばし少し生え始めた飾り羽根が初々しさを感じさせてくれた。
6.アメリカヒドリ
ヒドリガモの中にまれに混じって見られることがあるが、純系のアメリカヒドリはなかなか見つからない。この個体はまだ換羽中だったが純系のように見えた。ここに長く居着けば1月にはきれいなアメリカヒドリが見られるかもしれない。
7.マガン
カモ溜まりにマガンが1羽いた。あまり人を恐れなかったのでガチョウの仲間かとも思っていたが、翌日友人が観察中に飛び去ったと報告を受けた。身近なところにも意外な鳥が迷い込んでくるものだ。こまめな観察の必要を痛感した。

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