その71

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1.ギンザンマシコ
6月末にギンザンマシコが撮りたくて大雪山の旭岳へ出かけてきた。今までにギンザンマシコは撮っているが霧の中だったり遠すぎたりで満足なのは撮っていない。今回は晴天に恵まれ雄も雌も登山道の近くに出てきてくれた。彼らはハイマツの中では松の実を食べているようだが時々上に出てきた時にはハイマツの新芽を食べていた。
2.オオタカ
ハイマツの密生した間に出来た登山道は廻りが総てギンザンマシコの撮影ポイントでどこに出てくるかわからない。振り向くと後ろの岩場にオオタカがこちらを見ていた。シロオオタカなのか解らなかったが今までに見たことがないほどに白さの目立つ若鳥だった。観察指導員の話ではカッコウやホシガラス・アオバトなどを獲物にしているらしい。ギンザンマシコも追いかけるそうだ。
3.ビンズイ
ハイマツの中ではビンズイやカヤクグリが繁殖しているらしく登山道脇の案内板でビンズイが囀っていた。足元にはエゾノツガザクラやチングルマほか名前の解らない沢山の花々が咲いていたがいつ出てくるか解らないギンザンマシコが気がかりで花や構図を選んで撮る余裕がなかった。この天上に開けた花々の楽園を前にして鳥しか撮ろうとしない根っからな鳥やの自分に苦笑した。
4.クロガモ
朝5時に標津の海岸近くにクロガモの大群が現れた。その数およそ500羽、ほぼ一斉に潜り餌捕りをしながら移動していた。この時期近くに繁殖地があり餌捕りに来ているのだろうか、漁船が近づき一斉に飛び出していった。また、この朝は早起きして3時20分に朝焼けを見た。沖合には国後島が間近に見える。
5.ビロードキンクロ
野付半島北側の海でスズガモの群近くにビロードキンクロが一羽で浮かんでいた。双眼鏡では識別出来ないほどの遠距離だったが撮った画像を超拡大してみた。いつの日か近くで撮ってみたいものだ。
6.アカアシシギ
野付半島のアカアシシギはディスプレーの時期が過ぎて今は抱卵している様子だった。道から50mほど入ったハマナスの茂みに巣があるらしく飛んでくると直ぐに中に入ってしまった。いつまで待っても出てこない。
7.カッコウ
ハマナスやセンダイハギの上にノビタキの巣立ちヒナが出ていた。この時期になってもカッコウは托卵先を探して飛び回っていた。2番子の巣を狙っているらしい。カッコウは警戒心が強くてなかなか近づけないので草陰に隠れて待ち伏せ撮ってみた。
8.シマフクロウ
中標津の温泉宿で宴会場から窓外に来るシマフクロウが見られると聞いて行ってみた。宿で聞いてみるとここしばらくは来てないという話に撮ることも見ることも諦めていると9時半のころに出ましたとの連絡。撮影の用意がしてなかったのでコンパクトデジカメを持って駆けつけた。窓枠に押しつけて撮れたのがこの一枚。嵌め殺しのブロンズガラス越しにやっと見える明るさのシマフクロウを見事に捉えてくれた。今時のコンパクトデジカメは恐るべき性能だ。
9.コアカゲラ
以久科原生花園でアリスイを待っていると目の前の枯れ木へ偶然にコアカゲラが飛んできて止まってくれた。イヌも歩けばなんとやら・・たまにはこんな事があっても悪くない。
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