その82

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囀り


1.オオルリ

若葉が芽吹くころに合わせて南から渡ってくる夏鳥の代表はオオルリだろう。この春も山に入るたびに美声を楽しませてもらっている。
2.キビタキ

オオルリとともに夏鳥の人気ものはキビタキだ。黄橙色に黒色の羽根が林間の若葉に溶け込んで映え、複雑な抑揚の美声を聞かせてくれる。
3.クロツグミ・アカハラ・シロハラ・マミチャジナイ

これらツグミの仲間たちは囀りにまろやかな音量があって素晴らしい。が、どれも調子が似ていて同じように聞こえ、うっかりすると聞き違えて慌てることがある。
4.ノジコ

渓流が少し流れを緩めて開けた河川敷がノジコに好まれるらしく、まばらに生えたヤナギの中などから囀りを聞くことが多い。風に乗って聞こえる囀りは眠気を誘うほど耳当たりが良くて心地よい。
5.コムクドリ

渡りの季節に見かけることが多い。彼らはいつ見ても毛虫などを探して動き回りキュルキュルと小声で鳴く以外にまだ囀りを聞いたことが無い。
6.キクイタダキ

今年はキクイタダキに出会う機会に何度も恵まれ、今回は山道を歩いていて巣材集めをしているキクイタダキのペアーを観察できた。ここは標高1200mのコメツガが点在する広葉樹林で、彼らは路肩補修用に使われた糸屑を引きちぎって林奥へ飛んで行き5分ほどで戻ってくるが鳴き声はまったく聞かれなかった。
7.ノゴマ

移動中にはめったに姿を表さないといわれるノゴマが畑の中に作られたキウィの棚の上で囀っていた。また、我が家の庭でも松の枝に止まって囀っていた。
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