その84


ツミとアオバズクの巣立ち


ツミ

春先より観察していた公園のツミが7月になってやっと巣立った。例年より10日も遅い巣立ちだったが、その日の午後には公園内を上手に飛び回り母親から貰ったスズメを奪い合って食べていた。一昨年は5羽、昨年は失敗、今年は2羽が巣立った。街中の公園で子育てをするツミは餌となる小鳥が年々少なくなり、またカラスにタマゴやヒナを捕られて繁殖に失敗することが多いようだ。


アオバズク

知人宅の屋敷林に大ケヤキがあり、このケヤキのウロで毎年アオバズクが繁殖している。以前よりお邪魔して観察していたが最近はご無沙汰していたところ、このケヤキが道路新設で切られると聞き7月の始めに慌てて行ってみた。アオバズクは大ケヤキの枝に以前と同じようにこちらを見ていた。7日後の夜にヒナの育ち具合をみようと行ってみると親がウロ近くの枝にいたが餌を巣に運んでいる様子はなかった。毎年18日のころに巣立つと聞き行ってみたがヒナの姿も鳴き声も聞けなかった。その後2度行ってみたが見られたのは親だけだった。どうやら大ケヤキ最後の繁殖は失敗だったようだ。

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