その86


白樺峠

タカ渡りの名所になっている白樺峠。過去の記録などを見ると渡りのピークは15日から25日らしいと聞き天候を見計らって20日朝に訪れた。観察地現場は峠の駐車場から坂道を上って20分、朝8時半すでに150名ほどの先客があり、白樺林を切り開いて作られた「たか見の広場」は北東に向いて遮るものはなにもない。サシバ、ハチクマの他にはツミ、ハヤブサ、ミサゴ、ノスリやアオバト、ハリオアマツバメなども渡っていたが、サシバとハチクマに的を絞って撮影してきた。


サシバ

谷から舞い上がったサシバの群れは多くが谷上空を南に流れて、撮影距離には飛来しないが、少数はタカ見広場上空を通過していく。5羽〜15羽ほどの群れで飛来し頭上で旋回もするのも見られた。結局、撮影可能範囲を通過したサシバは2日間で100羽ほどかと思われた。


ハチクマ

今回おもに撮影したかったハチクマはサシバに混じって舞い上がり、多くが谷を南へ流れてしまったが正面に向かって飛んできてくれたのもあり、どうにか撮影できた。しかし、間近に撮影できたハチクマはほとんどが幼鳥か若鳥で、成鳥は谷筋を南下していくのを望遠するにとどまった。2日間とも快晴に恵まれ北風がわずかにあり、最高の渡りの状況と思われたが結果は期待したほどではなかった。次回に期待しよう。

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