その90

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冬の井頭公園

1.  オシドリ・トモエガモ・ミコアイサ

水鳥たちは林の映りこんだ水の色に左右され、いろんな色合いに見えて面白い。今年もオシドリとトモエガモは何度か飛来したが長く留まることなく飛び去ってしまった。ミコアイサは10羽ほどいてパンダのような白黒模様のオスが特に人気のようだ。

2.シロハラ・ツグミ・トラツグミ

今年のツグミたちは活発に動き回って良く目立つ。シロハラは暖冬のためか早くも雄同士が追いかけっこをしていた。また、初冬にはトラツグミが狭い落羽松の林に4羽もいて壮観だった。この林は落ち葉の下にメスアカケバエの幼虫らしい裸虫が多く、行くたびに落ち葉を掻き分けて虫探しをしているトラツグミが見られた。

3.キクイタダキ

池周辺のスギの葉先で動き回るキクイタダキが群れで何度も見られた。多い時は20羽ほどの群れで移動していた。双眼鏡だけでは動きが早くて何を食べているのか分からなかったが、今回は近くで見られ、捕らえた瞬間を撮影出来た。獲物は小さな透明の羽を持った羽虫だったり、大きなバッタだったり様々だった。

4.アオジ・ビンズイ・マヒワ・ミヤマホオジロ

このアオジは藪から出てきて地面の草の実を素早く拾い藪に飛び込んだきりしばらく待っても出てこなかった。一方ビンズイは通り沿いで地面を歩き回り人が通った時だけ枝に上がり、直ぐに降りてきてエサ探しをしていた。マヒワはハンノキに30羽ほどが群れ、次々と水場へ降りてきて水浴や羽繕いをしていた。今年のミヤマホオジロは林の中を転々と移動し、行くたびに群れる場所が変っていた。

5.ジョウビタキ・ルリビタキ

ジョウビタキは明るい林が好みらしいが、ルリビタキのオスは暗い林が好みらしくスギやヒノキの林からなかなか出て来ない。

6.イカル・コイカル・シメ

メタボスタイルの彼らを見ているとキクイタダキとは対照的に動きがゆるやかで、見る側もゆったりした気分になれる。今年は木の実が豊作で特に園内に多いカエデは沢山の実を付け、大食漢のイカルたちの食欲を満たしているようだ。

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